大学生が気になったまとめ(旧 雑談ウィズ)

twitterで話題になって気になった事を中心にまとめて記事にしています。

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イタズラ女神とうさぎのおはなし

      

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2014-09-08-17-05-21


下記期間、「イタズラ女神とうさぎのおはなし」のドロップ率が1.5倍となります!



<ドロップ率1.5倍開催期間>

2014年9月14日 0:00~23:59

2014年9月21日 0:00~23:59

2014年9月28日 0:00~2014年9月29日15:59
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2014-09-08-17-02-33




「四つのあがない」以後のリタは別の神だという説もある。

元々は別々の話が伝承の過程で一つの神の話にされた。

そう考える人々も多い。

それくらいリタの行動には、以前と以後では一貫性がない。



力を取り戻した後の彼女は自らの犠牲を厭わず人でも神でも区別せずにその知恵を与えるようになった。



——もっとも大きなものとして彼女は人に魔法を伝えた。



彼女が魔法を伝えたことによって、人の生活は劇的に変化した。

利便性は増し、より高度な生活を営むことを可能にした。

当然、功があれば罪もある。

悪用する者、争い事に使用する者もいる。

だが我々は比較的真っ当に魔法の力を利用しているといえるだろう。

今のところリタの試みは成功している。

そう言って過言ではない。



しかし——

魔法は人を神に近づける力である。

それを伝えることは、この世界を治める者たちの倫理に反する行為である。

そのためリタは再び罰を受けることになる。

力を奪われ、兎の姿に変えられた。

二度目である。

この世界に伝わる数多くの神話群の中に二度罰を受けた者は他に一人もない。

それを論拠に別の話が混同したのだ、という者もいる。

逸話が改竄や混淆されることはよくある。

ちょっとした言い間違えが人から人へ伝わっていくうちにその言い間違えが大きくなる、もしくはまったく別の話に変わってしまう。

ましてそれが長い時間をかけて、多くの場所、多くの人を介在して伝わったのならその可能性はより大きなものになる。

正確な所はもう誰もわからない。



神話には人々への教訓や戒めとしての機能もある。

そのため、あまり別の解釈の余地がないように、たいていその結末は一つしか用意されていない。

だが二度目の罰を受けたリタの話の結末には二通りの展開がある。

彼女が兎のままであるという話と力を取り戻したという話である。

彼女は魔法を伝え、その罪から兎に変えられた。

そして長い間、兎のまま過ごしている。

もしくは——

罪を赦され、再び女神としての力を取り戻した。



なぜかその二つが長い間この世界で流通している。

それは地域や時代によってどちらか一方が主流になることはあっても、必ずもう一方も絶えることなく伝えられた。

ある時代では赦されたと語られ、別の時代では赦されなかったと語られた。

ある地域では赦されたと語られ、別の地域では赦されなかったと語られた。

そうやって二つの結末は生き残り続けた。

どちらの結末が主流となるかには、ある程度の法則がある。

戦争や大きな過ちが起こり、人心が疲弊した時、リタは赦されなかったと伝えられる。

人々が平和な時間を過ごしている時、リタは赦されたと伝えられる。

つまり、彼女は我々の罪を担い、我々の代わりに罰を受けている。

人に叡智の炎を伝えた代償として——

彼女は永遠に秤にかけられる運命を担うこととなった。



二つの結末が一つになってしまうことはないだろう。

時代や地域によってすべては移ろう。

良い時もあれば悪い時もある。

出来れば長くリタが赦されているように、人は努力するべきだ。

彼女の最後の逸話は我々への戒めとして——

いつまでも二つの結末の中で揺らぎ続けるだろう。



——だがこれはすべて別の神の話なのかもしれない。

最初の頃の彼女の行動からはかけ離れすぎている。

それは否定しない。

しかし、もしこれが一人の神の話だとすれば、どうだろう。

罪を犯した者が改心し、人々のかわりにその罪を背負うようになった。

解釈は人の数だけあるが——

そう考えた方が面白い。

誰でも成長するものだし、成長は人を喜ばせる。



この世界に伝わる魔法は、彼女を助けた黒猫の魔法使いの使う力と似ている。

彼女なりの友情と感謝を示したのだろうか。

そうとれなくもない。

どう考えるかはそれぞれの自由だが——

友情をないがしろにする者がいるだろうか。


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2014-09-08-16-59-20




ライナー・バルハウスは戦いを嗜み、戦いを愛した神である。

当然、彼の逸話には荒事が多い。

ところがそれとは趣向の異なる『冥府下り』という話もある。



ある時、ライナーは地上から彼を非難する声を聞いた。女の声だった。



「あなたはひどい神だ。私から息子を奪った」



それを聞いてライナーはまたか、と思った。戦争を司る神である彼にそう訴えるものは多い。

だがよくよく聞いてみたら——

女には四人の息子がいたが、戦争によって三人死んでしまった。

最後に残った息子も自分だけ逃げるわけにはいかない、と戦争に行ってしまった。

そして今日、最後の息子の戦死が伝えられた、という。



それを聞いてライナーも一人くらいは返してやるべきだろうと考えた。

しかし、冥府のことでは彼には手が付けられない。

力づくで連れて帰ることもできるが——

無茶をするわけにもいかない。

そこでライナーはリタを捕まえてきて手伝わせることにした。

ついでに物好きなエレニもついてきた。



三人はこっそりと冥府に下りた。

まずは女の子供たちを見つけなければいけないが、当てもなく探してはキリがない。

ライナーはエレニに命じて、冥府の鼠たちに道案内させた。

しかし冥府の隅々を知るはずの鼠たちでさえ子供たちの居場所がわからないという。

いくら探しても見つからないので三人は諦めて、冥府を後にした。

子どもを失った女は毎晩泣き濡れ、ライナーも心苦しかった。



ところがある日、エレニが子供たちを見つけたと知らせに来た。

実は息子たちは戦死してはいなかった。

上の三人の兄弟は戦場から逃げ出し隠れ住んでいた。

末の子は戦場で大怪我を負ったが、小さな村に落ちのび、療養していた。



しばらくして子供たちの前にリタが現れる。

リタは子供たちに母親の訃報を伝えた。

だが誰か身代わりを一人たてて冥府に下れば母親を救うことが出来ると教えた。

三人の兄たちは誰も進み出ようとはしなかった。

同じことを末の息子に言うと末の子は自ら進み出た。

リタは末の子を冥府に連れて行った。



そのすぐあと、三人の兄たちが住んでいた地が戦禍に巻き込まれた。

激しい戦の暴悪は地を荒らし、何者も生かしておかなかった。



三人の兄は冥府に落ちた。

だが母はおろか弟もいなかった。



実は事前に戦争の気配知っていたライナーが兄弟たちを試したのだった。

生き残る権利を与えられたのは末っ子だけだった。

彼は母親のもとに返され、母をたいそう喜ばせた。

彼女はライナーに大いに感謝した。



珍しくライナーが策を用いたという話だが、リタの入れ知恵だという説もある。


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2014-09-08-16-56-17




狩猟を司る女神 イングリット・レイ

彼女は用いる弓矢のごとく、静と動という背反する性質を持っている。

それは彼女みずからも御することができないほどのものだ。

指先から離れた弦を止めることはできないということだ。

イングリットの逸話の中に『七尺の的』というものがある。



いたずらな女神のせいで黄金の角を持つ鹿を失ったイングリットはかつて自分に鹿を借りに来た男があったことを思い出した。



——もしやあの男が持っているのであるまいか。



そう考えたイングリットは男の家に様子を見に行った。

しかし彼女は蠍の毒で千里を駆ける力も角の黄金の輝きも失った鹿を他の鹿と見分けることができなかった。

イングリットは男を問い詰めた。



——お前が鹿を持っているのではないか。隠しているならすぐに返せ。



男はわかりました、と言って平凡な鹿一頭連れてきた。

彼は鹿に蠍の毒を与えたことを素直に白状した。



——これが私の……鹿?足も遅いし、角も輝いていないではないか!!



怒ったイングリットは裁きの女神に男に罰を与えることを望んだが、すでにその罪はいたずらな女神が償ったと言われ、受け入れられなかった。

男はせめてもの償いに、とイングリットの家畜たちの世話する役目を進み出る。



——当たり前だ。



イングリットはそういって男の申し出を認めた。



その頃、イングリットの家畜の世話を任されていたのは越境者エレニであった。

一つ所に縛られるのを嫌うエレニは男が自分の代わりを務めてくれることを喜んだ。

そしてちょっとした“コツ”を男に教え、意気揚々と下界に下りていった。



男はイングリットの家畜を甲斐甲斐しく世話した。

その丁寧な仕事ぶりにイングリットも男を認めざるを得なかった。

しばらくして、男は急に暇が欲しいと願い出てきた。



——ならん。貴様は私の家畜の世話をすると言ってではないか。ずっとここにいて世話をしろ。



と言ってイングリットは男の願い出を受け付けなかった。

彼女は男の精勤ぶりから、男を帰したくなくなっていた。

一度帰してしまえば、もう帰ってこないのではないかと不安になった。

けれども男は引き下がらなかった。というのも妹の婚儀が控えていたのだ。

それだけはどうしても出席したい。だがそれが終わればすぐに帰ってくる。

男はそういって再び暇乞いした。

しかし頑固なイングリットはなかなか首を縦に振らない。

そこで男はエレニに聞いたちょっとした“コツ”を試してみた。



「もし七尺先にある的をあなたが射抜くことができなければ私はここに残りましょう。だがもし射抜くことができれば私が妹の婚儀に行くことを許可して下さい」



イングリットは狩猟の女神である。

目と鼻の先にある七尺先の的を射抜くことなど彼女にとって遊びにすらならない。

妙な提案をするものだ、と考えながらイングリットは弓を引き絞り、七尺先の的を狙った。

わざと的を外せばいい。

それだけだ。

そう考えて放った矢は——

見事に的を射抜いた。



イングリットは自分を曲げるということを知らなかった。

出来ることを出来ないようには振る舞えなかった。

彼女は自分のこうした性格からいろいろと損をしているが、厳しい中にある愛すべき一面として人々に親しみを持たれる要因ともなっている。



なお、イングリットは男が帰ってこないのではないか、とやきもきしたが、男は妹の結婚式が終わるとすぐに帰ってきて、イングリットを安堵させた。


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2014-09-08-16-53-19




かつて地上であらゆる富と権力を手にした男がいた。

彼はあろうことか天に向かって軍を進める。自らの富と権力を永遠のものとするために、不死の力を得ようとしたのだ。

この不遜な男の軍は光を司る神殿へといたる門の前に辿り着くと、そこを守る巨大な盾を持った女神と相対した。

何者も恐れない男は命令するが如く言った。

「この門を開けよ。俺は神殿の頂点に座する者に会いに来た」



——断る。貴様はこの門より先へ進む権利がない。



男はこれを聞いて激怒し、自らの精強な軍団に門番を攻撃させた。

攻撃は長い時間続いたが、門番の巨大な盾を貫き通すことは出来なかった。

剣も槍も矢もなにかも弾き返された。

男は意地になって攻め続けた。

たった一人の門番すらも退けることが出来ないなど、地上の全てを手に入れたと豪語する不遜な男には考えも及ばないことだった。

男の兵の攻撃は日が昇り、そして落ちるまで続き、それが何度も繰り返されたが、門番には傷一つつけることが出来なかった。兵の中には攻め疲れ力尽きる者、恐れて逃げだす者が現れた。

男の軍は瓦解寸前だった。



そこで不遜な男の側近は助言した。

「あの者に賄賂を掴ませて、ここを通してもらいましょう」

不遜な男はその考えを聞き入れ、彼の持つ富の粋を集めた財宝を門番に差し出しこう言った。

「これをすべてお前のものにするがいい。世界中の奇貨珍品だ。その代りここを通してもらおう」



——なるほど。頂いておこう。



意外にも門番は男の差し出した財宝を受け取った。

男が悠々と門を越えようとした時、門番は男の前を遮り、こう言った。



——お前にここを通る権利はない。



男は驚いた。すべての財宝を受け取っておいて通さなかったのだ。約束が違う。そう思った。



——宝を受け取ったのはお前にやり残したことがあるなどと考えられたくないからだ。通すわけにはいかん。



男は自らの持つすべてを費やしたが、結局、門番を退けることが出来なかった。男が門と門番にかかずらううちに、男は持っていた富と軍の大半を失い、残りの全てを側近に奪われた。

その事実が男から生気と不遜さを奪い、いまや別人のように憔悴しきっていた。

男の命は幾ばくもないように見えた。



——通るがいい。

と門番は男に言った。男はなぜだ、と訊ねた。いまさらなぜだ、と



——ここに来たときのお前は、我々の慈悲を授かるには不遜過ぎた。いまのお前にはその権利がある。

男は門番の言葉を聞くと、力なく門をくぐりその先にある神殿を目指した。光を司る者たちの慈悲求めて。



門を守る者の名はバルバラ・フォスと言った。


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