2014-09-26-21-41-27



おそらく知らない者は居ないと思うが、この世界には猫という生き物がいる。
軽い身のこなしと気まぐれな態度、そして闇を切り裂く2つの光る目を持つ生き物は、和ノ国では特に『夜の化身』として忌み嫌われていた。
しかし、そんな『夜の化身』を崇拝する者達が居る。

―そう、猫と同じく夜の街を生きる、『忍』という者達だ。

ネウ・ネカロはそんな忍たちの間でも特に猫好きで有名な一人だった。
そして同時に、『忍ばない忍』としても。

夜の闇を切り裂き飛びながら、ネウは眼下の街の灯を眺める。
「こんばんは皆さーん! ネウがまた来ましたヨー!」
明るい声と澄んだ鈴の音が響き、街の人々は空を仰いだ。
「おっ、ネウちゃん! 今日も義賊のお仕事かい!」
「精が出るねぇ、頑張って盗んでくるんだよ!」
そんな声援を受けながら、ネウは上機嫌に鈴を鳴らす。凛と響くその音色を聞きつけ、岡っ引き連中が慌ててネウを追いかけ始めた。
「やい、こそ泥! ネズミみたいにチョロチョロするんじゃねえや!」
岡っ引きの一人がヤジを飛ばし、ネウに向かって十手を振り回す。
だが、彼女もひとかたの忍。屋根から屋根を飛びまわり、しゃなりと鬼瓦の上へ着地すると、色っぽい流し目を送り岡っ引きたちを挑発した。

「捕まえてごらんなさいな、ネウはそこらのネズミとは一味違うわヨ?」

眼下で騒ぐ男たちに投げキッスをよこしながら、ネウはにっこりと微笑む。

―こうして、今宵もいくつかの男たちのハートと、ひとつの高級カツオ節が盗み出された。
犯行現場では、澄んだ鈴の音が聞こえていたという。
「犯人は猫だ。それもとびきり美人のな。間違いねえ」
そう言う岡っ引きの顔は、デレデレにゆるんでいたとかなんとか。


<ステータス紹介>
【S】鈴鳴り疾風の招き猫 ネウ・ネカロ
MAX攻撃力:1777
MAXHP:1798
アンサースキル:
手裏剣奥技・地獄猫竜巻(種族が物質の敵単体へ特大ダメージ)
スペシャルスキル:
秘技・ねこかぶり!(ジャンルパネルをシャッフル)